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グラッときたら○○○○!
テレビの防災番組で「“緊急地震速報”が出たらどうしますか」の問いに、出演者の多くが「まず火の始末」と答えたところ、正しい答えは「身の安全を図る」でした。
10万人を超える犠牲者を出した関東大震災(1923年)では多くの人が火災で亡くなっており、火事は恐ろしいものと子どものときから言い聞かされていて、地震が起きたら「まず火の始末」がこれまでの常識になっていました。
東京消防庁では、多くの人が亡くなった阪神・淡路大震災(1995年)をはじめ、福岡県西方沖地震(2005年)、新潟県で相次いだ中越地震や中越沖地震などについて調査したところ、揺れている最中にあわてて火を消そうとして熱湯でやけどをしたり転んでけがをしたりするなどの被害がかなりでていることがわかりました。このため、新しいリーフレット「地震に備える」(平成19年8月)の中で、地震時の行動として「まず身の安全を図る」ことをあげ、地震直後の行動として、「揺れがおさまってから、あわてずに火の始末」をするように呼びかけています。
確かに、最近の新築住宅やマンションは建築基準法の改正により地震につよい建物になり、火災の原因になるガスレンジや電気暖房器具、石油ストーブなども揺れを感知すると遮断する装置が取り付けられ耐震化が進んでいます。しかし、その一方で耐震性が不十分な建物もまだ多く、室内の家具や調度品の転倒防止措置が取られていない家庭や職場もかなりあるものと思われます。こうした中で、地震から身を守るために、テーブルや机の下にあわてて入ったものの、周囲の食器棚やテレビが倒れてきてガラスでけがをしたり閉じ込められたりしたら、「身の安全を図る」どころか逃げ出すことすらできなくなることを想定しておかなければなりません。
「身の安全を図る」ためにとっさにできることは限られます。自宅や職場、学校などで地震に遭遇したときに何ができるのか、そのとき想定される周囲の状況もふまえた上で具体的な行動パターンを日ごろから考えておくことが必要ではないでしょうか。 |
減災メモ  |
● 揺れている最中にあわてて台所でレンジに近づくのは危険だ。煮えたぎ
っているお湯や油でやけどをしたり割れた食器でけがをしたりするおそれ
がある。
都市ガスやプロパンガスの大半のメーターには震度5以上の揺れでガス
を遮断する装置が付いており、これら自動防災安全装置の確認と点検を
しておく。
火の始末は揺れがおさまってから落ち着いてする。万一の火災に備えて
の消火手順を普段から決めておいて、消火器もぜひ準備しておきたい。
● 家庭や職場では、とっさに「身の安全を図る」ための具体的な行動がとれ
るように、テーブルの下などあらかじめ避難できる安全スポットを決めて
おく。そして、月に一度は、家具などの転倒防止が効果的にできているか
の点検と周りに危険なものがないかどうかも確認し、安全スポットへの避
難訓練をしてみてはいかが。 (07.11.23) |
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